トライアスロンのウェットスーツにはいくつかの種類があります。
まずは『フルオーダー』にするのか『既製品』にするのかを選択する必要があります。
自分の体にわあせて採寸されたフルオーダーと既製品との違いです。まずはこの違いについて紹介します。
- フィット感と快適性:
- フルオーダー: フルオーダーのウェットスーツは、一般的に熟練した採寸者が身体の各部位を30箇所近く計測し、それに基づいて製作されます。そのため、既製品と比較すると、より適切なフィット感と快適性を提供します。
- 既製品: 既製品のウェットスーツは、ある程度の標準サイズに基づいて製造されます。計測をしていないので全ての人にフィットするわけではありません。海外のモデルであればその平均値は日本人に適しているとは限りません。そして国産のものでも。標準より体重の重い人や軽すぎる人も既製品は適さないでしょう。
- フルオーダー: フルオーダーのウェットスーツは、一般的に熟練した採寸者が身体の各部位を30箇所近く計測し、それに基づいて製作されます。そのため、既製品と比較すると、より適切なフィット感と快適性を提供します。
- 素材とデザイン:
- フルオーダー: フルオーダーのウェットスーツは、一般的に、個々のニーズに応じて生地厚さを上半身や体感、下半身で変化させることができます。
肩甲骨周辺などパネルの変更が可能な場合もあります。特定の水温に対応するために保温性の高い素材が使用したり、競技中の動作を妨げないように特別なパネル配置が行われていたりします。例えば下半身の厚みは何ミリで、上半身は何ミリ、体幹は何ミリなど個々のニーズに応じて変更が可能です。 - 既製品: 既製品のウェットスーツは、一般的なトライアスロンのニーズに基づいて製造されます。多くの場合、特定の水温範囲に適した素材が使用され、一般的な競技向けのデザインが採用されます。
一部の既製品は、特定の特徴や技術を組み込んでいる場合もありますが、個別の要求には対応しきれない場合があります。フルオーダーと比較すると価格が安価なのが特徴ですが最近はフルオーダーとの価格差がなくなってきました。
- フルオーダー: フルオーダーのウェットスーツは、一般的に、個々のニーズに応じて生地厚さを上半身や体感、下半身で変化させることができます。
個人的には『初心者でスイムの苦手な方や標準的なサイズ?でない場合はオーダースーツの方が良いと考えています。なぜならスイムは最も死亡率の高い種目』だからです。
例えば既製品の標準値?(標準値とは一体‥)より体重がかなり重かったり、筋力トレーニングなどにより胸囲がかなり大きかったり、肩周りが発達していたりする場合、既製品はスイムで肩周りの動きを抑制する場合があります。
更に場合によってはウェットで胸部の圧迫が起こりそれが呼吸困難などの原因になり得るからです。、
http://www.shiromoto.info/jp/
そしてトライアスロンのウェットスーツにはいくつかの異なる種類があります。
- フルスーツ(Fullsuit)またはフルスリーブ(Full Sleeve): フルスーツは体のほとんどを覆うタイプのウェットスーツです。長袖と長ズボンがあり、水中での浮力を向上させる効果があります。
寒冷な水温でのトライアスロンや長距離のレースで一般的に使用されます。上記に記載されているようにフルオープンの他により流水抵抗を軽減されるジッパーなしもありますが、初心者は脱ぎ着のしやすいフルオープンをお勧めします。 - スリーブレス(ロングジョン): スリーブレスは袖のないウェットスーツで、上半身のみを覆います。袖がないために自由な腕の動きが可能で、暖かい水温やスイムスピードの向上を目指すトライアスリートにに適しています。
こちらも同じくフルオープンとジッパーなしがあります。シロモトさんも基本的にはフルオープンを勧めているようです。 - ショートジョン(Short John): ショートジョンは上半身はノースリーブや半袖で下半身は膝から下を露出した状態のウェットスーツが多いです。フルスーツやスリーブレスよりも自由度が高く、キックの際に浮力により、足が水面からですぎることもありません。暖かい水温や短距離のトライアスロンで使用されることがあります。海外のアイアンマンでの着用率は日本より高いと思います。
https://www.amazon.co.jp/Synergy
ウェットスーツの選択には、以下の要素を考慮することが重要です。
- 水温: 水温が冷たい場合はフルスーツが適しています。温かい水温ではスリーブレスやショートジョンが快適かもしれません。
- 個人の好みと快適性: ウェットスーツは個人の体型や好みによって違います。試着して自分に合うかどうか、快適に動けるかどうかを確認することが重要です。特にスイマーはスリーブレスで下半身は極力薄い生地のものを好む傾向があります
- スイムスピードと自由な動き: スリーブレスやショートジョンはスイムスピードを向上させることができますが、フルスーツの方が浮力を提供し、疲労を軽減する効果があります。初心者はフルスーツのオープンタイプが良いかもしれません。
トライアスロンのウェットスーツの選択は、個人のニーズや条件によって異なるため、自分に合ったスーツを選ぶことが重要です。ウェットスーツを購入する前に、専門家の話を聴くのをお勧めしています。
http://www.shiromoto.info/jp/index.html←関西ではフルオーダーはシロモトさんのウェットスーツがお勧めです。33箇所も計測しますし、計測者も計測も専門で何年も行っている(オーダーウェットは計測者の慣れも重要です)ので手慣れたものです。
個人的にフルオーダーで大切なのは誰が計測するかだと思います。計測が慣れてない方に計測されウェットに水が入ってきたり首が苦しすぎたなどの例を聞いています。
しろもとさんでは現状を相談すると個々のニーズに応えて微調整をしてくれます。
昔は既製品は一般的に価格が安かったのですが現在は円安の影響もあり既製品の価格も上がっているので、そこまでの価格差もなくなってきました。
しろもとさんの個人的なお勧めはフルオープン3点セットです。国内の夏のレースは暑いのでノースリーブもあったほうが良いと思います。
初心者で継続できるかどうかわからない方で、標準的な体型なら既製品は外のモデルよりは国内で値段の安いものを選択(安かろう悪かろうは✖️)すると良いかも知れません。
https://athlonia.com/wetsuits/←こちらの既製品のウェットスーツはアジアンフィットで価格も4万円程度に抑えられているので良さそうです。
しかし社会人にとって最も大切なのは安全性です。☝️上の商品のようにあまり価格の安すぎるものはお勧めできません。
既製品であれば通販でなく試着ができるショップなどで試着してから購入することをお勧めします。
そしてトラアスロンに参加するためにはウェットスーツの他にも多くの持ち物が必要です。
今回はトライアスロンに必要な持ち物も紹介します。
持ち物リストです。
スイム:
- スイムキャップ(寒い場合は2重でかぶる)
- ゴーグル(OWS用が良い)
※レース前に新しいものを購入(曇り防止) - スイムスーツ(トライスーツ)
- ウェットスーツ(必要な場合)
- アンチフォグスプレー(ゴーグル用)
- ワセリン(ウェットの擦れやパッドの擦れを防止)
バイク:
- ロードバイク(またはトライアスロンバイク)
- ヘルメット(エアロヘルメット推奨)
- サイクリングシューズ(トライアスロンシューズ)
- 輪ゴム(シューズをバイクに固定)
- ビブショーツ(トライスーツを着用する場合は不要)
- サイクリングジャージ(トライスーツを着用する場合は不要)
- サングラス(エアロヘルメットにバイザーがついている場合はランで装着)
- グローブ(転倒時の予防に推奨)
- ビッグナンバーベルト(バイクとランで必要、安全ピンや両面テープでもOK)
- ボトル(水分補給分と掛水用を持っておく)
- 修理キット(スペアチューブ、タイヤレバー、ミニポンプまたはCO2インフレータ)
ラン:
- ランニングシューズ(シューレースをゴムに変えても良い)
- ランニングソックス(スプリントなどは裸足で走る方は無し)
- レースナンバーベルト(バイクとランで必要だがユニフォームにピンで止めても良い)
- ランニングキャップまたはバンダナなど(暑熱時は特に推奨)
- ランニングウェア(トライスーツを着用する場合は不要)
その他:
- エネルギージェルやバー(1時間に90g前後)
※前もって自分に合う糖質の量や種類を探しておく - 水またはスポーツドリンク(1時間に600mmlくらいは準備)
- タオル(大・小、トランジションでの足拭きなどにも使用)
- 日焼け止め(水に入っても落ちににくいものが良い)
- 応急処置キット(トランジションバックに入れておく)
- 時計またはGPSデバイス(ガーミンなど)
- トランジションバック(トライアスロン専用の大きなバック)
- 電解質サプリ(ナトリウムなど1時間あたり1g程度は持っておく)
- 各種ビニール袋(ウェットを着る際やゴミなどに使用)
- 両面テープ、安全ピン(ゼッケンをジャージに貼る場合)
これらは一般的なリストで、個々のニーズや特定の大会の規則により、ギアの追加または変更が必要な場合があります。
大会によってはウェットスーツの着用が必須または禁止されている場合やローカルルールもあるので、各大会のルールを確認してください。
今後トライアスロンデビューを考えている方は少し驚かれるかも知れませんが、トラアスロンは思ったよりも多くのギアが必要です。
3種目の練習同様にしっかりと準備をして大会に臨んでください。
ウェットスーツはオーダーすると2ヶ月程度はかかる場合が多いのでトライアスロンシーズンが始まる前にオーダーしておくのがお勧めです。既製品を購入する場合は試着をして購入するのがベストです。
UNITYでは毎週金曜日の20時〜トライアスロンの相談会を実施しています。
初心者🔰やこれからデビューを考えられている方のためのトライアスロン相談会です。
こちらのブログでは初心者の方がに向けての記事を中心に紹介しています。
プロフィールです。
疑問や興味のある方は気軽に連絡してください。
コメント