20名弱のクライアント達が参加する伊勢志摩・里海トライアスロン大会2023に向けてブリックレッスン!実走でのレッスンを繰り返すとバイクのテクニックが確実に向上してきているのが目に見えてわかるので嬉しいですね。
テクニックだけでなく安全性の確保のために実走での練習は大切です。https://shima-tri.com/index.html←伊勢志摩・里海トライアスロン大会2023のHP
初心者のレッスンでは基本的なロードバイクのテクニックを練習しています。
- ポジショニング: ロードバイクはエアロダイナミクス(空気抵抗)に大きく影響されます。そのため、体を小さくして空気抵抗を減らすことが重要です。背を丸め、顎を胸に近づけ、肘を曲げてコンパクトな形状を保つことが求められます。トライアスロンの場合、更にエアロバーを持った姿勢なども実走でチェクしています。
- ペダリング: 効率的なペダリングは速度と持続力に大きく影響します。ペダルを踏むときには、下半分だけでなく上半分も意識的に使うことで全体の力を均等に分散させます。これは「円滑なペダリング」または「円を描くペダリング」とも呼ばれています。登りや下りダンシング時のペダリングもチェックします。(希望者にはモーションセンサーを装着しています)
- ギアチェンジ: 適切なタイミングでギアを変更することは、速度を維持し、脚力を適切に使うために重要です。アップヒル、ダウンヒル、フラットなど、地形に応じてギアを変更します。トライアスリートはギアの変更が極端に少ないので地形に応じて小まめな変速を心がけましょう。『坂は重ギアで変速せずに気合いで登る』などは論外です(笑)
- ブレーキング: ブレーキは前輪と後輪の両方に適用されますが、大部分の制動力は前輪にあります。ただし、急ブレーキ時には前輪だけを強く使うと、ロックがかかり前方に飛び出す可能性があるため、両方のブレーキを均等に使うことが重要です。いざという時のためにブレーキングの技術も重要なので、ブレーキングや急制動の指導も行っています。
- コーナリング: カーブを曲がるときは、事前に速度を落とし、体重を内側に移動させ外脚荷重でバランスを取ります。そしてカーブの最も外側から入り、内側を目指し、再び外側に出るというライン(アウトインアウト)を描くことが一般的です。他にもリーンインやリーンアウトなどテクニックは多々あるのでクライアントのレベルに応じて指導します。
- クライミングとディセンディング: 坂を登るときは、斜度に応じて体重を前方に移動(バイクの中心を探る練習もします)させます、効率的なダンシング(立ち漕ぎ)を組み込むことで使う筋群を分散することができます。一方、下り坂では体重を後方に移動させて前輪の制動力を確保し脚を止めずにパワーを維持します(技術レベルによります)。
実走はテクニックの向上のために行いますが、そのことが結果的に安全の確保につながります。トラアスロンは3種目ありどうしてもスイムやランとローラーが中心になってしまいますがバイクの実走練習は重要です。そして何より個人的には外でのバイク練習が最も楽しいと思うのですが?(笑)
私の参加の経験から伊勢志摩・里山トライアスロンのコースは比較的安全ですがレース中に蛇行をしている方や、坂道を重過ぎるギアで漕いでいる選手を多数見かけました。集団走行は禁止されているとはいえバイクは他人を巻き込む可能性があります。レース中も社会人は安全第一。笑顔でゴールするために実走練習は欠かせません。
2023年からコースが変更されるのでコースも確認しておいてくださいね。https://shima-tri.com/race_info/index.html←大会概要はこちらです。
私も監督兼応援(笑)で参加します。それでは7月2日伊勢志摩・里山トライアスロンでお会いしましょう!!
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