パート1ではコースや1週間前や当日の過ごし方や持ち物リストについて紹介しました。
↓詳しくはパート1をご覧ください。
パート2では伊勢志摩・里海トライアスロン&アクアバイク大会に参加する初心者🔰の皆さんに向けtれ
3:トランジションのコツ
4:バイクのテクニック
について紹介します。
https://shima-tri.com/index.html
↑伊勢志摩。里海トライアスロン大会のHPです。
トランジションは重要な役割を果たし、レース時間に大きな影響を与えます。
トライアスロンのトランジションは2回あります。
T1 (スイムからバイクへのトランジション) と T2 (バイクからランへのトランジション)です。
大会ではこの2回のトランジションをスムーズに行うことが重要です。トランジションは第4の種目と呼ばれタイムに大きな影響を及ぼします。
2年ほど泳ぐとスイムで1500mを2分縮めるのは至難の業だと思います。スイムは必死に練習しているのにトランジションはすごくゆっくりという方を沢山見かけます。
大袈裟でなくここで遅い人と速い人では2分くらいは変わってきます。それが2回あるのです。
そこで初心者の方にトランジションのヒントをお伝えします。
1. 準備と装備の配置:
- 必要なアイテムの順番にトランジションバック(トライアスロン専用のバックでAmazonなどでも購入可能です)に詰めます。まずスイムのアイテム、次にバイク用、最後にラン用のアイテムのように種目ごとに分類します。
- 当日の混乱を最小限に抑えるために、各種目の装備を別々のバッグにまとめてからトランジションバックに詰めます。
- トランジションエリアでバックから装備を取り出し、装備を必要な順番にセットします。すべてをきちんと整理し、各装備がどこにあるかを覚えておきます。デビュー当日は焦っているので、なるべく混乱は避けたいものです。
2. T1: スイムからバイクへのトランジション
- ウェットスーツのスムーズな脱ぎ方を練習しましょう。手首と足首の内側のワセリンなどの潤滑剤を塗ることで脱ぎやすくなります。スレ防止のために首筋や脇周り(ロングジョン)などにもワセリンを塗っておきましょう。
- 時間節約のために、トランジションエリアの自分のバイクラックに到着するまでにウェットスーツを走りながら(ファスナー付きの場合、胸を開けておいても良いでしょう)途中まで脱ぎます。視界を確保する為にスイムのゴーグルもキャップの所まであげておきます。
そしてトランジションエリアのバイクラック前に到着したら、ウェットスーツの残りを脱ぎ、キャップやゴーグルも外します。ウェットのパンツ(セパレートの場合)は片脚でパンツの裾を踏んで脱ぐと良い(要練習)でしょう。 - バイクをラックから降ろす前にヘルメットをかぶりサングラスや(バイザー付きのバイク用ヘルメットがある場合はサングラスはランの時に装着します)レースナンバーベルトを装着します。安全面を考慮し多くのレースでルールとなっています。海外のアイアンマンではサンオイルなどがトランジションエリアにおいてあるのでたっぷりと塗りましょう(笑)
- レースナンバーベルトはウェットの中に装着しておいたりベルトを使わずにウェアに留めておく方法もあります。禁止されている大会もあるので大会HPやパンフレットをかくにんしておきますしょう。
- 前回、説明したゴムバンドで水平に保たれたトライアスロンシューズを使用します。これにより、乗車ラインまで素早く走ることができ、飛び乗った後にすぐにペダルを踏み始めることができます。トライアスロン専用のシューズなら飛び乗った後はすぐにシューズに足を滑り込ませること可能です。
- ギアの配置方法考え自分が最もトランジションがしやすいように自宅で何度もシュミレーションを行いましょう。
3. T2: バイクからランへの遷移:
- 飛び降りながらのバイクからの降車を練習します。トランジションエリアが近づいてくれば少しケイデンス(回転数)をあげ(脚の疲労を抜きランへの移行準備をします)シューズのストラップを外し、足をシューズから抜き出し、シューズを踏んでペダリングを継続します。乗車ラインが近づいてきたら、一方の足をバイクから振り降ろし、もう一方の足はペダル上でバランスをとります(ママチャリを降りる時と同じ感じです)。そして降車線の前でバイクから降ります。
- ヘルメッを外す前にバイクをラックに戻します。バイクをラックに戻した後にキャップやバイザー必要に応じてサングラスなどを装着します。
- ランニングシューズには伸縮性のある靴紐やレースロックを使用して、素早く履けるようにします。そうすると靴紐を結ぶ時間が短縮されます。シュータンなども履きやすいように準備しておきます。裸足でランニングを行う場合はシューズにワセリンなどを塗っておくと良いでしょう。
- その他にも必要な栄養補給をシューズの中に入れておくなどして忘れないようにします。トランジション時に素早くギアを装着できるように大会までに自宅で何度もシュミレーションを行いましょう。
4. ヒント:
- レースの日までにトランジションの練習を何度も繰り返します。
- トランジションエリアを整理して無駄をなくします。必要なものだけを持ってくるようにします。
- トランジション中に脚を伸ばして座りながら(痙攣を起こしやすいですし、周囲の邪魔になります)行っている方を多く見かけますが避けた方が良いでしょう。
- トランジションエリアのレイアウトを覚えて、自転車を探したり、出口を探したりする時間を最小限に抑えます。OWSの時と同じように目印を決めておきましょう。
バイクを押して走る練習をされてない方は、これも調整期間中に行ってください(笑)
私の参加の経験から伊勢志摩・里山トライアスロンのコースは比較的安全ですがレース中に蛇行をしている方や、坂道を重過ぎるギアで漕いでいる選手を多数見かけました。
集団走行は禁止されているとはいえバイクは他人を巻き込む可能性があります。
レース中も社会人は安全第一。笑顔でゴールするために実走練習は欠かせません。
初心者のレッスンでは基本的なロードバイクのテクニックを練習しています。
今回はテクニックについても少し紹介します
- ポジショニング: ロードバイクはエアロダイナミクス(空気抵抗)に大きく影響されます。そのため、体を小さくして空気抵抗を減らすことが重要です。
背を丸め、顎を胸に近づけ、肘を曲げてコンパクトな形状を保つことが求められます。トライアスロンの場合、更にエアロバーを持った姿勢なども実走でチェクしています。 - ペダリング: 効率的なペダリングは速度と持続力に大きく影響します。ペダルを踏むときには、下半分だけでなく上半分も意識的に使うことで全体の力を均等に分散させます。
これは「円滑なペダリング」または「円を描くペダリング」とも呼ばれています。登りや下りダンシング時のペダリングもチェックします。(希望者にはモーションセンサーを装着しています) - ギアチェンジ: 適切なタイミングでギアを変更することは、速度を維持し、脚力を適切に使うために重要です。アップヒル、ダウンヒル、フラットなど、地形に応じてギアを変更します。
トライアスリートはギアの変更が極端に少ないので地形に応じて小まめな変速を心がけましょう。『坂は重ギアで変速せずに気合いで登る』などは論外です(笑) - ブレーキング: ブレーキは前輪と後輪の両方に適用されますが、大部分の制動力は前輪にあります。ただし、急ブレーキ時には前輪だけを強く使うと、ロックがかかり前方に飛び出す可能性があるため、両方のブレーキを均等に使うことが重要です。
いざという時のためにブレーキングの技術も重要なので、ブレーキングや急制動の指導も行っています。 - コーナリング: カーブを曲がるときは、事前に速度を落とし、体重を内側に移動させ外脚荷重でバランスを取ります。そしてカーブの最も外側から入り、内側を目指し、再び外側に出るというライン(アウトインアウト)を描くことが一般的です。
他にもリーンインやリーンアウトなどテクニックは多々あるのでクライアントのレベルに応じて指導します。 - クライミングとディセンディング: 坂を登るときは、斜度に応じて体重を前方に移動(バイクの中心を探る練習もします)させます、効率的なダンシング(立ち漕ぎ)を組み込むことで使う筋群を分散することができます。
一方、下り坂では体重を後方に移動させて前輪の制動力を確保し脚を止めずにパワーを維持します(技術レベルによります。
実走はテクニックの向上のために行いますが、そのことが結果的に安全の確保につながります。
トラアスロンは3種目ありどうしてもスイムやランとバイクはローラーが中心になってしまいますがバイクの実走練習は初心者にこそ重要です。
そして何より個人的には外でのバイク練習が最も楽しいと思うのですが、どうでしょうか?(笑)
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皆さんはデビューまでに安全確保のためのバイクの実走練習はしっかりと行ったでしょうか?できなかった方は大会後に次のレースに向けてしっかりと行なってくださいね。
伊勢志摩・里山トライアスロンでデビューされる初心者に向けて少しだけ纏めてみました。
2024年シーズン真っ只中、関西でも沢山の大会が次々に開催されます。目標の大会に向けて体調を整え大会を愉しみましょう。
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