トライアスロンの大会で起こりうるトラブル(スイム編)

トライアスロン大会で起こりうるトラブルは多岐にわたりますが、主に以下のようなトラブルがあります。

スイム

  • パニックになる: 大人数の中でのスタートや接触が原因(バトル)でパニック状態に陥ることがあります。
  • 呼吸困難: 水圧やウェットスーツの締め付け(オーダーがお勧めです)、低水温による呼吸困難に陥る。
  • 物理的接触: 他の選手との接触による打撲や怪我。
  • 誤飲: 波や他の選手のキックによって水を飲み込むこと。
  • 方向を見失う: 視界が制限されることや集中力の欠如によりコースから逸脱すること。
  • 筋肉の痙攣: 水温、運動強度、水分不足などによる筋肉のけいれん。

バイク

  • 落車: 悪天候、道路の状態、技術的な問題などによる落車。
  • 機械的トラブル: 自転車の故障やパンク、機材のトラブル。
  • 脱水症状または熱中症: 不十分な水分補給や過剰な暑さによる熱中症や脱水症状。
  • コースを間違える: 方向感覚の喪失や注意力の低下。

ラン

  • 脱水症状または熱中症: 高温多湿の環境下での水分不足。
  • 低体温症: 悪天候下での体温低下。
  • エネルギー枯渇: 適切な栄養補給の欠如。
  • 筋肉のけいれん: 長時間の運動による筋疲労や電解質の不足。
  • 消化不良: 競技中の栄養補給の問題。
  • 怪我: 転倒、足の捻挫などの物理的な怪我。

今回はスイムでのトラブルと対処法について纏めたいと思います。

スイム

  • パニックになる: 大人数の中でのスタートや接触(バトル)が原因でパニック状態に陥ることがあります。
  • 呼吸困難: 水圧やウェットスーツの締め付け、低水温による呼吸困難。
  • 物理的接触: 他の選手との接触による打撲や怪我。
  • 誤飲: 波や他の選手のキックによって水を飲み込むこと。
  • 方向を見失う: 視界が制限されることや集中力の欠如によりコースから逸脱すること。
  • 筋肉の痙攣: 水温、運動強度、水分不足などによる筋肉のけいれん。

トライアスロン、特にスイムで起こりうる上記のトラブルに対する対処は、事前の準備とレース中の適切な対応が重要です。以下がそれぞれの問題に対する対処法です。

1. パニックになる

  • 事前準備: レース前にオープンウォーター(海)での練習を積むことで、海でも冷静に泳ぐ経験を積みます。
  • レース中の対応: 初心者でスイムが苦手な方は距離が増えても人混みから少し離れた場所からスタートすると良いでしょう。スイム中にパニックになった場合、一時停止して深呼吸をすることで心を落ち着けます。仰向けになって力を抜きしばらく浮いて心を落ち着けるのも有効です。

2. 呼吸困難

  • 事前準備: ウェットスーツのフィット感(オーダーウェットがお勧めです)を確認し、実際にプールや海で泳いでみる。
  • レース中の対応: 水面に顔を出して一旦停止し、リラックスして深呼吸をします。水圧に慣れるまではゆっくりと泳ぎます。

3. 物理的接触

  • 事前準備: 海でスタートやVをターンする際のポジショニングなどの練習をしておきます。可能なら仲間達とドラフティングなどの練習をしておくと良いでしょう。
  • レース中の対応: 混雑している場合は少しペースを落とし、他の選手から距離を取リマス。接触を避けるためには、周囲を意識しながら泳ぎます。

4. 誤飲

  • 事前準備: オープンウォーターでの波に慣れる練習をします。左右両方で呼吸できるように練習します。
  • レース中の対応: 波が来ることを予測し、波を避けるタイミングで息を止めるか、息継ぎのタイミングを調整します。

5. 方向を見失う

  • 事前準備: 可能であれば海でヘッドアップ(頭を上げて前方を見る泳ぎ方)の練習し、コースの視認練習をします。真っ直ぐ泳げない方はフォームを第3者に確認してもらうと良いでしょう。
  • レース中の対応: 定期的に方向確認(ヘッドアップ)を行い、必要に応じてコース修正をします。

6. 筋肉の痙攣

  • 事前準備: 適切な水分補給と電解質の摂取、筋肉のストレッチやウォームアップを徹底します。
  • レース中の対応: 痙攣が起きたら、一時停止して患部を伸ばし、身体をリラックスさせます。必要ならば、水面で仰向けに浮きながら休息を取ります。

まとめ

トライアスロンは事前の準備と知識が重要です。適切な対処法を学び、実践することで、年齢を問わず誰もが楽しむことができます。トライアスロンにおいては、パニック、呼吸困難、物理的接触、誤飲、方向の見失い、筋肉の痙攣などのトラブルが起こり得るため、これらの事態に備えたオープンウォーターでの練習、ウェットスーツの適合性チェック、ポジショニング、波への慣れ、方向確認の技術、適切な水分と電解質の摂取といった事前準備が重要です。

ロングディスタンスのトライアスロンに挑戦する人々の平均年齢が50歳以上であることからもわかるように、トライアスロンは年齢を超えて挑戦できるスポーツです。完走への秘訣は、しっかりとした練習を積み、自己の限界を把握すること、そしてレース当日は計画に従い、予期せぬ事態にも冷静に対応する柔軟性を持つことです。

トラブルに遭遇した際は、焦ることなく、事前の練習で培った知識と技術を信じて適切に対処しましょう。トレーニングと準備、そしてレース中の冷静さが、安全に完走する鍵となります。

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この記事を書いた人

自転車と旅の魅力に取り憑かれ様々なアウトドアスポーツやサイクリング,公園遊びを愉しむ健康運動指導士。トライアスロンや持久系スポーツの初心者に役立つ情報、“そと遊び”と”アウトドアスポーツ”の愉しさと喜びを、老若男女に伝えられれば良いなと思っています。50歳オーバーの持久系スポーツコーチ・パーソナルトレーナーです。

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