伊勢志摩TA・高松TA・京丹波TAが終了し今週末は全日本トライアスロン皆生大会です。
皆生トライアスロンは1年でこの大会しか出場しない方もいるくらい、熱狂的なファンのいる大会です。
皆生温泉海水浴場に、日本での発祥地を記す碑があります。日本中の競技が、いつまでも安全で発展するよう願いがこめられています。その碑の中に、日本初のチャレンジャー53名の名が刻んであります。http://www.kaike-triathlon.com/rekishi.htm
それは恐らく皆生トライアスロンは日本のトライアスロン発祥の地ということに関係してると思います。
第42回大会となると今回はスイム3km•バイク•140km•ラン40kmです。
灼熱で過酷な大会にも関わらず出場者の年齢層は高く2022年の平均年齢は53.7歳だった様です。
2023年もこの傾向は同じでした。
高齢化が進むトライアスロン、温暖化の影響も強く、先週末の鳥取の気温は35度。
個人的には高齢化も考慮し開催時期の変更を考えた方が良いと思います。
しかし2024年から各大会「熱中症特別警戒アラート」を基に距離や時間を変更しているので少し安心ですね。
https://www.wbgt.env.go.jp/alert.php⇦熱中症予防警戒サイトです。
しかし今週末の予報は雨‥。雨の日の準備が必須です。これについては後ほど紹介します。
上記の写真の彼も国内トライアスロンが開始された頃からトライアスロンを継続しているそうです。
同伴ゴール。コロナ禍前の懐かしい思い出です。実はこの同伴ゴールの歴史は皆生TAにあります。
HPに記載されているように1981年8月20日午前7時、国内初のトライアスロンは風光明媚な皆生温泉海岸を舞台に、女子2 名を含むわずか53名の選手の力強い泳ぎで幕を開けました。
第1回大会は、優勝者が二人います。高石ともやさんと、下津紀代志さん。長い道のりを走りきった二人は、手を繋いでゴールをしました。これが同伴ゴールの始まりです。
コロナ禍前に多くの国内大会で当たり前の様に行われていた、同伴ゴールや手繋ぎゴールは国内初トライアスロンからというのは驚きですね。
つまり手つなぎゴールの歴史は、日本でトライアスロンが始まった時からなのです。第1回大会で最後まで競り合った二人の選手が死力を尽くしたんだから最後はお互いを讃えながら一緒にゴールしようと手を繋いでゴールテープを切ったことから始まっています。https://readyfor.jp/projects/38101/announcements/138177
トライアスロンを始めた時からこの様なゴールはごく当たり前でトライアスロンとはこういうものだと思っていました。
最近は競技化に伴い多くの大会で同伴ゴールは禁止されてまます。
ハイタッチやこの様なゴールシーンが戻ってきて欲しいものです。
皆生トライアスロンに熱狂的なファンがいるのも納得ですね。
五島や宮古の様に島での開催ではないので関西や四国・九州などからのアクセスが良いのも人気の理由でしょう。
ちなみに大阪から皆生温泉までは僅か3時間程度です。
皆生トライアスロンはバイクコースが厳しくランは信号で止まる必要があります。これも皆生の名物?(笑)
前述した通り気温が高く厳しい気象環境の年が多いことでも知られています。
大会に参加の皆さん暑熱対策はされましたか?
7月9日(火)現在予報は雨ですが、梅雨の天気は変わりやすいので要注意です。
きちんと暑熱順化や熱中症対策もしてレースに臨んでください。
とはいえ天気予報では今のところ予報は雨。
今回は雨の日の注意点や検討しても良いギアも紹介します。
まずは雨の日の注意点です。
レース前後と各種目での注意点を紹介します。
【レース前】
レインウェアの着用
常温水で補給
ウェットスーツを早めに着用し保温
補給や食事をしっかり摂取
ワセリンをお腹にも塗り冷えに備える
ホットクリームを用意する
【レース中】
スイム
スタート時は敢えてキックを多めにし心拍数を上げる
寒い場合はピッチもあげることも考慮
スイムキャップを2重に被る
バイク
バイクのチェーンオイルは雨の日用を使用する
グローブを着用して手が滑らないようにする
空気圧をいつもより低めに設定
サングラスやシューズに撥水スプレー
初心者は撥水あるレインウェアを着用
マンホール、白線などには注意
ラン
初心者で冷えが気になる方はランでウェアチェンジ
靴下が擦れて痛みが出そうな場所はワセリン塗るか、靴下を履く
その他
トランジションでビニール袋でシューズやバイクが濡れないように保護
タオルを多めに持っていく
フィニッシュ後、お着替え準備
サンダルも準備しておくと楽
まとめ
レインウェアの着用を検討
ワセリンを首筋や脇周りだけでなくお腹にも塗って冷えに備える
シューズで擦れそうな部位にもワセリンを塗る
寒さに弱い方はウェットスーツを早めに着用して保温する
ビニール袋でシューズやバイク濡れないように保護
サンダルを準備(安いビーチサンダルなど)
タオルを多めに持参
レース後の着替え
社会人は安全第一です。
雨の日のバイクは初心者の皆さんにとってかなり危険なので安全走行を心かげましょう。
社会人にとって最優先事項は安全の確保です。次は雨の日に必要なギアを紹介します。
雨の日のトライアスロン大会に考慮するギア
雨の日のトライアスロン大会ではスイム、バイク、ランの3種目をともに対策や装備が求められます。
雨の日や寒い日に考慮するギアについて紹介します。
スイム
- ゴーグル:曇り止め効果のあるゴーグルを選ぶと、雨で視界が悪くなるのをある程度防げます。
- スイムキャップ:主催者から提供されることが多いですが、冷たい雨や低水温から頭を保護するために、追加で自分用のスイムキャップを持参することも有効です。スイムキャップの2枚重ねは有効です。
寒い雨の場合
- フルスーツ:寒い雨の日はウェットはスリーブレスでなく体全体を覆うタイプで、厚さは水温や個人の寒がり具合によって選びます(一般的には3mm、5mm、7mmがあります)
- 保温効果を提供するクリーム:例えばワセリンは水や風から肌を保護し、体温の低下を防ぐ効果があります。非常に基本的で手頃な選択肢です。
- 摩擦防止クリーム:摩擦を減らすだけでなく、肌に薄い保護層を作り出して冷たい風や水から保護します。ランナーやサイクリストに人気です。
- サーマルスキンクリーム:特に冷たい環境下でのスポーツや活動に適しており、肌に直接熱を産生する感覚を与えることで、外部の冷たさに対抗します。
流石にこの時は、余りにもやりすぎましたがダイビングショップで足のネオプレンカバーやフェイスカバーまで購入して実験しました。
外国人の選手達がジロジロと観ていましたが備えあれば憂いなし(笑)
特に海外の大会ではかなり水温が低くても大会が開催されます。
初心者の皆さんも初海外レースの際はしっかりと準備を整えましょう。
バイク
- 防水の自転車カバー:トランジションエリアで使用します。
- クリアレンズのサングラス:雨や飛沫から目を保護し、視界を確保します。
- 防水グローブ:手が冷えるのを防ぎ、ハンドルのグリップ力を保持します。
- 防水バイクシューズカバー:足を温かく保ち、シューズが濡れるのを防ぎます。
- 防水トップチューブバッグ:栄養補給用の食料や小物を入れておくための、防水性の高いバッグです。
ラン
- ランニングキャップまたはバイザー:雨を顔から遠ざけ、視界を確保します。
- 速乾性のランニングウェア:雨で濡れても体温を奪われにくい、速乾性の高いウェアを選びます。
その他
- タオル:トランジションエリアでの使用や、レース後の速やかな体温回復のために複数持っていくと良いです。
- レインウェア(コート) : トランジションや移動の際に必須です。
- 防水スプレー(シューズ)
これらのギアの全てが必要ではありませんが参考にしていただければ幸いです。
雨の日のトライアスロン大会では、これらの装備や準備物があれば、天候に左右されずにレースを楽しむことができます。
特に防水性や保温性に優れたアイテムを選ぶことで、レース中の快適性とパフォーマンスを維持できるはずです。
しっかりと準備を整えて皆生トラアスロン大会に備えましょう。
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