トランジションとは
トライアスロンは、スイム、バイク、ラン3つの種目を組み合わせたもので、各々の種目はトランジション(連結)エリアを通じてつ繋がっています。
トライアスロンには2つのトランジションが存在します。スイムからバイクの移行(T1)、そしてバイクからランへの移行(T2)があります。
トランジションエリアでは、適切な装備の着脱や準備、そしてバイクの出し入れなどが行われます。
初心者の方の為に簡単にトランジションについて説明します。
- T1: スイムからバイクへのトランジション。この時、選手は水から上がり、スイム用のギアをバイク用のギアに変えます。T1ではウェットスーツを脱ぎ、ヘルメットやサングラスを着用し、バイクをラックからおろしてバイクを持って乗車ラインまで走り乗車ライン前でバイクに乗車します。(ウェットスーツの脱ぎ方のコツや専門のシューズを輪ゴムでクイック部に装着したり、ギアのセッティングにもトランジションを早くする工夫があります)
トライスーツは上下ともにウェットスーツの中に着ておきます。バイクからランに移行するときに(T2)でトライスーツをランニングシャツとパンツに着替える必要はありません。(ウェットスーツのの中は水着だけを着るのですか?ランの時は服を着替えるのですか?と初心者の方によく聞かれるので。勿論トライスーツの上にバイクパンツを重ね着したり、ランの時に履き替えても大丈夫ですがトランジションに時間がかかります) - T2: バイクからランへのトランジション。選手は降車ラインでバイクを降り、バイクをトランジションエリアへ押しながら走り、トランジションエリアではヘルメットを脱ぎ、バイクシューズをランニングシューズに履き替えます。
ここでもランニングシューズのシューレースをゴムに変更したり、裸足で走る場合は踵の部分にワセリンを塗ったりと様々な工夫があります。
トランジションの練習
トランジションはレースの結果に大きく影響を及ぼす(第4の競技と呼ばれています)ので、練習を効率的な方法で行うことが重要です。以下にいくつかの練習方法をご紹介します。
- トランジションエリアのレイアウトになれる: 可能であればエリア内でのバイクの位置やどこで装備を変更するかを予め確認(海外のアイアンマンレースでは事前にHPで2日ほど前に現地でチェックしイメージトレーニングを繰り返します)しておきましょう。また、レース前日に何度もエリアを歩くことでエリアのレイアウトを記憶すると良いと思います。
- ギアの整理: T1・T2に必要な装備を事前に整理し、必要なものをすぐに装着できるようにしておきましょう。これには、ヘルメットにサングラスを装着する、シューズをバイクに事前に取り付けるなど、様々なテクニックがあります。
- シミュレーション練習: 自宅や練習場所でトランジションのシミュレーションを行うことが有効です。スイムからバイクへ、バイクからランへの装備の変更を繰り返すことで、レース時にパニックにならずにスムーズにトランジションできるようになります(慣れてくればバイクの乗降の練習や、シューズをつけたままバイクを押して走る練習などもやってみましょう)
練習することで、ギアを素早くスムーズに変える技術を磨くことができます。どの順番でギアを変えるのか、どのように配置するのかを事前に計画し、それを繰り返し練習します。
大会の応援に行くとスイムはかなり速いにのにトランジションでもたついている選手をよく見かけます。
そればベテラン選でも同じです。
数年練習を重ねるとスイムのタイムを1500mで数分縮めるのは至難の業です。
トランジションのシュミレーション練習を重ねてトランジション(T1・T2)で時間を縮める練習をしてみましょう。
今期デビューの方や初心者の方は、ベテラン選手やチームメイトにトランジションのコツについて教えて貰い何度もシュミレーションを繰り返してレースに臨みましょう。
UNITYでは定期的にブリックレッスンを実施しています。
実際に練習するのは言うまでもありませんが自宅やレース直前のトランジションのイメージトレーニングも重要です。
レース前日にはトランジションだけでなくレースのイメージトレーニングを行いましょう。
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