トライアスロンはバイクパートが鍵・バイクパートの重要性とは?

トライアスリートの皆さんスイムやランばかり力を入れていませんか?言うまでもなく初心者やこれからトライアスロンを始める方、制限時間内に泳げない方は、何があってもスイムの練習を優先することをお勧めします。何故ならスイムは最も死亡率が高く危険なパートだからです。

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しかしトライアスロンデビューから1年以降の方でレースのタイムが伸び悩んでいる方にはバイクの強化をお勧めします。https://unity-sotoasobi.com/sample-page/ ←プロフィールです。

トライアスロンはスイム、バイク、ランの三つのスポーツが組み合わさった持久系スポーツであり、各パートが全体のパフォーマンスに大きく影響します。

その中でもバイクパートは特に重要(アイアンマンやエイジ・年代別の大会はドラフティングが禁止の為、その重要性は更に増します)と言えるでしょう。以下にその理由をいくつか挙げてみます。

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  1. 距離と時間: トライアスロンの3つのパートの中で、バイクパートは最も長い距離を走ります。スプリント→ショート→ミドル→ロング、距離が伸びれば伸びるほど、その重要性は増していきます。バイクパートは全体のレース時間の大部分を占めます。そのため、バイクパートでのパフォーマンスは総合的な結果に大きな影響を及ぼします(特に初心者の方でレース中にかなり蛇行しながら走っている方を見掛けます。それは自分だけでなく他の方を巻き込んでの落車に繋がります。室内だけでなく初心者の方こそしっかりと実走練習を行いましょう)
  2. エネルギー管理: トライアスロンは長時間にわたる持久系スポーツであり、適切なパワー、心拍、ケイデンス、エネルギー管理(ペーシングの技術)が必要となります。バイクパートでは、筋肉を効率よく使いながら(一般的なママチャリに跨る人のように膝から下を使って蹴り出すのではなく、どのようにパワーを発揮するか?も重要です)つまりバイクでは次のランニング部分で必要なエネルギーを残すペーシングの技術が求められます(バイクが得意な方でバイクで全力を出し尽くしてランは常に歩いてしまうベテラン選手も見掛けます。)

    スイムで使う筋群のメインは上半身、特にウェットを着用している場合やツービートキックを選択している場合は、下半身はリズムをとる程度に使うだけです。更にスイムはドラフティングを利用できるのでトップを狙わない限りうまくドラフティングを利用しマネージメントを行えば、ウェットの効果もあり一人で泳ぐよりもかなりエネルギーを節約できます。

    一方でバイクとランは使う筋群が主に下半身で共通する部位(体幹部の強化は全てで重要です)も多いので、バイクのパフォーマンスはランに大きな影響を及ぼします(2時間50分をきるランナーでアイアンマンのランで4時間近くかかる方も多くいます。そんな方は概ねバイクが苦手です。)バイクは適切でないポジション(サドルが高すぎる、低すぎる、前すぎる、後ろすぎる)で漕いでいると、必然的に誤った筋群を過剰に使用してしまいます。例えば余りにも前乗りすぎるとコントロールが不安定になるためにテクニカルなコースでは危険を伴います。そのためバイクフィッティングは必要最低条件といえます。

    技術と戦略: バイクパートでは、適切なペダリングや変速の技術やエアロダイナミクス(フォームや服装、機材)を利用するなど、技術的な要素が重要となります。また、風向きやコースの勾配などにより戦略を組み立てることも求められます(登りで踏みまくり、下りは脚を止めているトライアスリートやとにかく低ケイデンスでゴリゴリと坂を登っているトライアスリートを現在もたくさん見掛けます‥)

トライアスロンのレースに参加したり応援に行くと、バイクフィッティングを受けていない方、受けていてもフォームやペダリングについての知識のない方、バイクの実走練習不足でかなり蛇行している方は、未だに全体の7割以上だと思います。

この人めちゃくちゃ体力はあるのにバイクフィッティングを受け適切なポジションを導き出し、フォーム、ペダリング、エアロダイナミクス、ペーシングの技術を理解するだけで簡単に数分を縮めれるのに勿体ないな‥」と思うことが多々あります。ローラーでのFTPが高いのにレースではそれに見合ったとタイムが出ない方はそういうことです(笑)

これらの理由から、トライアスロンにおけるバイクパートは非常に重要であり、トライアスロンの総合的なパフォーマンスと結果に大きく影響します。バイクの苦手な方は、まずはお近くのバイクショップやバイクの得意な方に相談して下さい。それが何らかのブレークスルーになるかもしれません。

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2023年アイアンマン・ケアンズ速報リザルト。国内のサブ10アスリートと少数精鋭の若者達。 注目していたアイアンマン・ケアンズが終わりました。かなりの日本人が参加していたようです(数日後にオフィシャルHPにアップされればわかります) https://unity-soto...

屈強な一般的な40歳以下の若者達(笑)5名ほどがバイクの重要性に気づき?社会人アスリートとして、これ迄にないほどアイアンマンのタイムを更新しています(歴史に残る国内プロトライアスリートと遜色のないレベル)

今期も彼等は国内外で活躍をする筈です。

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この記事を書いた人

自転車と旅の魅力に取り憑かれ様々なアウトドアスポーツやサイクリング,公園遊びを愉しむ健康運動指導士。トライアスロンや持久系スポーツの初心者に役立つ情報、“そと遊び”と”アウトドアスポーツ”の愉しさと喜びを、老若男女に伝えられれば良いなと思っています。50歳オーバーの持久系スポーツコーチ・パーソナルトレーナーです。

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